妄ツイを書きたいと考えているものの、躊躇しているあなたへ#6
外山のブログを閲覧いただきありがとうございます。
さて、今回は設定の作り方を紹介していこうと思います。
ここが最大の正念場です。
気を引き締めて頑張りましょう。
⑥設定を作ろう
妄ツイは設定、つまり作品の方向性を決めなければなりません。
ベタな王道でも構いませんし、何か他の媒体からインスパイアされたものでも結構。
ただ、作品が長くなればなるほどに、ここでしっかりと設定を決めなければ、伏線の回収はおろか、作品のラストまでもグダついてしまいかねません。
これは僕が以前投稿した「Synchronicity」の設定です。
この作品は複数視点を切り替えて話が進行していく都合上、適当に大枠だけ決めて書き出すというわけにはいきませんでした。
もし二人の行動の不一致や、そこに込める意味合いなどが変わってくると、作品としてのクオリティがグンっと下がってしまいますからね。
現在僕は、メモにこのようにして設定を書くことが殆ど無くなりました。
もちろん、思いついた設定を忘れないように、たまーにチャチャっと書くことはありますが。
しかしそれは、作品を投稿してきた量に基づく慣れ、勘、その他諸々の要素があっての今です。
妄ツイ投稿当初は、「設定を考える枠」と題して頻繁にツイキャスライブを行なっていたくらいですから、いくら面倒だと思っても、最初にしっかりとやっておくことが、未来の自分にとっての財産となるでしょう。
僕が設定で決めることは下記の通りです
・目線を○○にするのか、メンバーにするのか
・職業、状況、時間帯
・キーワード(話の軸になるもの)
・これは使えそうだ、と思った台詞や文章
・大まかなあらすじ
以上です。
これさえあれば、あとは書きながら修正していくことが可能だと思います。
僕が以前ツイキャスでお話したことですが、どれだけ木の先で枝や葉が複雑化していったとしても、根っこがブレなければ話は完成する。
ということです。
⑦作品を書くにあたって
これはあくまでも個人の自由に委ねられている部分ですので、軽く触れる程度にお話します。
要するに、起承転結の起のから書き始めなければいけないということは無いという話です。
僕は今まで、全ての作品を起承転結の順に則って書いてきましたが、人によっては思いついた部分だけ最初に書いておいて、後から全てのパーツをひとまとめにする、という方法をとる人もいるでしょう。
僕も殆どの場合は前述の通りですが、結局推敲する段階で、前も後ろもなく修正しますから。
今回のお話をもって、妄ツイを書き上げるまでの講座は終了となります。
設定を考えるところまでのお手伝いはできますが、実際にそれを文字に起こして完成させるのは皆さんです。
他の誰でもありません。
今まで僕がお伝えしてきたことを、意識の中に置いておけば、なんとか形にはなるのではないかな……と思っています。
次回からは、妄ツイを投稿するときの諸注意や、処女作を投稿してからの身の振り方についてお話ししていくことになるかと思います。
この講座ももう佳境に入っております。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
今回も長々とお付き合いいただきありがとうございました。
妄ツイを書きたいと考えているものの、躊躇しているあなたへ#5
外山のブログを閲覧いただきありがとうございます。
#4では、会話文メインの方が自分には合っているのか、はたまた小説書きの方が合っているのかを慎重に選んだ方が良いという話をしました。
今回は、処女作のメインヒロインに据えるメンバー、並びにその先どんなメンバーを書いていけばいいのかについてお話しをしていきたいと思います。
⑤題材にするメンバーを決めよう
題材にするメンバー。
僕は推しメンで書くのが普通だろうと思い、処女作は齋藤飛鳥さんで書かせていただきました。
しかし、案外最初に誰を書くのかで悩んでいる方を多く散見されましたので、ここでそのことについて触れていきたいと思います。
正直なところ、誰でもいいんです。
誰でもいいけれど、推しメンの方が気持ちが入りやすいですよね?ということくらいは言えますかね。
というわけで、ここでは妄ツイでよくヒロインになることの多いメンバーを、あくまでも僕の個人的な意見というところを理解していただいて紹介します。
福神常連>選抜常連>アンダーと選抜を行き来しているメンバー>アンダー活動が長いメンバー
こんなところでしょうか?
こう書くと非常に角が立ちそうで怖いですが、実際に見受けられる印象では間違っていないかと……
しかし、もちろん例外は存在します。
例えば、松村沙友理さんは関西弁がネックになることが多いのか、作品数は福神常連にしては比較的少ない印象ですし、反対に梅澤美波さんは選抜には1度しか選ばれていないのに人気がある印象です。
もう一度言っておきますが、僕は誰のこともディスっていませんよ。
あくまでも、投稿されている妄ツイを分析してみるとこんな感じですよね、ということです。
「え、俺まっちゅん推しなんだけど人気ないのか……」
「私はまいやん推しなんだけど、作品を伸ばすならみなみんを書いた方がいいのかな……」
と思ったそこのあなた。
大丈夫です。やはり、僕はその先のモチベーションのことを考えて、処女作は推しメンで書くことをオススメしますよ。
妄ツイを投稿しても伸び悩んでいる。という方もいらっしゃるかと思います。
それでは2作目以降はどうしていけばいいのでしょうか?
僕は再三にはなりますが、やはり自分の気持ちが入りやすいメンバーを選んでいくことがいいのかなと思います。
しかし、妄ツイというものは読者に読んでいただいて純粋な批評をしていただけると、自分では気がつかなかった良い所や悪い所がポツポツと見えてくるものでもあります。
つまり、多くの人の目に留まった方が評価していただける確率が高い、ということです。
その点から、人気のあるメンバーで最初の頃は書くというのも決して間違っていません。
白石麻衣、西野七瀬、齋藤飛鳥、橋本奈々未、山下美月、梅澤美波(敬称略)は需要が高いメンバーの一例だと考えていただけると、2作目以降のささやかな指針になるかと思います。
さて、今回は題材に据えるメンバーを決めよう!ということでやってきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回の内容をまとめると、以下のようになるかと思います。
・処女作のメンバーは、自分の推しメンで書いた方が精神衛生上良い
・ただし、多くの人の目に触れる機会を増やしたいという明確な意思があれば、その限りではない
・2作目以降も、自分が好きなメンバーで書くことを推奨する
・しかしこれも、自分の作品に合うメンバーを選定したり、何か自分の中で理由があればその限りではない
となりますかね。
次回は、妄ツイの下書きを書く際の諸々についてお話ししていこうかと思います。
お付き合いいただきありがとうございました。
妄ツイを書きたいと考えているものの、躊躇しているあなたへ#4
外山のブログを閲覧いただきありがとうございます。
前回#3では、妄ツイには大きく分けて2種類の書き方があることを紹介しました。
まだご覧になっていない妄ツイ初心者の方は、先にそちらをご覧になるといいかと思います。
その2つの長所と短所も併せて書いていますのでね。
さて、今回は妄ツイの中身に触れていきたいと思います。
④会話文を多くするか地の文を多くするかを決めよう
これは、前回の記事をよく理解していないと後々大変なことになりかねない要素となっています。
2つの書き方の特性のようなものが、割と顕著に現れるのです。
これはあくまでも僕の所感ですが、妄ツイ書きの人は軽妙な会話によって話を進め、小説書きの人は作品全体の重厚感を重視する方が多いように見受けられます(完全に一括りにはできませんが)。
[会話文メインと地の文メインのメリットデメリット]
書式が大切なのはわかった、どこに比重を置くのが大切なのかもわかった、それでは今回紹介している2つにはどんな長所と短所があるのでしょうか?
思いつく限り挙げていきたいと思います。
会話文メインの長所
・サクサクとテンポよく話を進められる
・短編、中編、長編を満遍なくカバーできる
・メンバーの可愛さを表現するのに適している
会話文メインの短所
・読者がすぐに読み終えてしまうため、後味としては非常に軽いケースが多い
・中身も大切だが、更新頻度がものをいう
・可愛さを表現するのに適している反面、重たい話を書く際は、地の文メインの妄ツイ師に一歩劣ることがある
僕は地の文メインなので、こちら側の立場になるのは難しいですが、こんなところでしょうか?
ライトな層に非常にウケがいいのはこちらと言ってもいいかもしれませんね。
次は地の文メインの長所と短所です。
地の文メインの長所
・心理描写や風景描写をふんだんに盛り込める
・時間や空間の移動が少なくても、読み応えがある
・捻った表現や、多少クサい台詞の違和感が緩和される
地の文メインの短所
・一つの作品が長くなりやすい
・読者に飽きさせないための工夫が必要になり、ある程度の語彙力や構成力が求められる
・メンバーの可愛さを引き出すことは、会話が減る分不向きなことが多い
こちらはぽんぽん出てくるんですけどね。
ここに列挙したものや、#3の内容を加味してまとめるとこんな感じになります。
・妄ツイ書きは初心者から上級者までを広範にカバーできる万能型
・会話文メインにすると、妄ツイ書きの良さが際立つ
・小説書きは難易度こそ高いものの、傍流がゆえの多数派が挑戦できない内容に挑戦しやすい
・地の文メインは、小説書きの妄ツイ師の「会話させるときに一工夫必要」という悩みを、心理描写などでカバーしやすい
もちろん妄ツイ書きで地の文メインだったり、小説書きで会話文メインでも全く問題はないのですが、書式と形式の相互補完性というものはちゃんと理解しておくことを強く推奨します。
ですが、作品を投稿する中で、書式や形式を試行錯誤することも楽しみの一つなのかもしれません。
次回紹介する内容は、作品に登場するメンバーに関する記事を書こうかなと思っています。
「推しメンで書きたいけど、そのメンバーの妄ツイってあんまり見かけないな……もしかして人気ないのかな?」
「デビュー作は気合を入れて書きたい。おすすめのメンバーは?」
といった悩みに応えられるかなと。
それではまた次回お会いしましょう、ありがとうございました。
妄ツイを書きたいと考えているものの、躊躇しているあなたへ#3
外山のブログを閲覧いただいきありがとうございます。
前回#2では、妄ツイを投稿するまでに用意しておかなければならないものについてお話ししたかと思います。
それでは、前回の終わりの方でも軽く触れましたが、今回はいよいよ妄ツイの書き方そのものについて話していこうと思います。
②作品を書くにあたっての書式の違い
妄ツイ界隈には、妄ツイを書く際に大きく分けて2つの書式に則って書かれることがほとんどです。
1つ目は妄ツイ書きと呼ばれるものです。
この書式を見たことがある方は多いのではないでしょうか?
妄ツイ書きとは、誰が話をしているかがわかりやすく○)や、飛)といったように示されているものだと考えて差し支えないでしょう。
恐らく現在の妄ツイ界隈において、最も多い書式です。
続いては小説書き
こちらも見たことがあると思います。
僕自身、こちらの書式で投稿させていただいてますしね。
小説書きとはその名の通り、プロの作家さんと同じように書かれている書式です。
それだけ?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、ここも大事な選択です。
個人的な話になりますが、僕は今まで本をある程度読んで育ってきた人間です。
そんな境遇の僕にとって、俗に言う妄ツイ書きというのは馴染みがなく、最初に目にしたとき違和感がありました。
慣れない書式で書くよりも、慣れ親しんだ書式で書く方が書きやすい。
そんな理由から僕は後者を選択しました。
これから書き始めようか悩んでいるあなたも、どちらの方が自分の感性に合っているか慎重に選んだ方がいいと思います。
[2つの書式のメリットとデメリット]
一見すると些細な違いに見える2つの書式。
しかし、一見しただけではわからない大きな違いが隠されているのです。
思いつく限り箇条書きでまとめてみましょう。
妄ツイ書きのメリット
・口調の差異によって書き分けなくても、誰が話しているかが一発でわかる
・主流となっているため、この書式に慣れている読者が多い
・↑つまり、他の妄ツイ師からの流れで読者を増やすことが、小説書きよりも比較的容易
妄ツイ書きのデメリット
・小説を読んできた人からすると、稚拙な表現に見られることがある
・叙述トリック的なものを非常に仕掛けにくい
・他の妄ツイ師も同じ書き方をしていることが多いため、内容や構成で工夫しないと埋もれやすい
こんなところでしょうか。
もちろん他にもたくさんありますが、3つずつ挙げさせていただきました。
次に小説書きのメリットとデメリットを見てみましょう。
小説書きのメリット
・傍流ということで目を引く
・読者は誰が話しているのかを文脈から判断するため、そこにトリックを仕掛けたりすることができる
・妄ツイ書きに抵抗がある読者を獲得しやすい
小説書きのデメリット
・登場人物の口調を工夫しないと、誰が話しているのかがわかりにくい
・そもそも妄ツイの読者は小説書きに抵抗がある人が多いために妄ツイ書きが主流になったという経緯から、多数派からは外れる結果になることがある
・前述のデメリットより、会話文よりも地の文がメインになることが多く、ある程度の語彙を要する
僕は小説書きで投稿しているため、こちらのメリットとデメリットの方が思いつきやすいですね。
いかがでしたでしょうか?単純に書式一つとっても、案外奥深いものです。
ここに挙げたもの以外にも、沢山メリットデメリットはあります。
安直に始めるのではなく、自分はどちらの方が向いているのか。
そこを今一度考えて、それから書き出してみることを強くオススメします。
次回は、物語の構造に大きく関わる部分についてお話ししていこうと思います。
会話文を多めにしてテンポよく進める方がいいのか、地の文を多めにして作品に重厚感を持たせるのか。
これには前述した2つの書式も関係してくるので、より慎重に選ぶ必要があることを、くどいようですがお伝えしておきます。
それではまた次回お会いしましょう。
妄ツイを書きたいと考えているものの、躊躇しているあなたへ#2
#2[最初に準備しておくもの]
外山のブログを閲覧いただきありがとうございます。
どうして僕が今回のブログを書くにいたったかの経緯(とも一概には言えませんが)につきましては、前回のブログ#1にて説明してありますので、お手隙の際に読んでいただければ。
それでは、妄ツイをデビューを夢見る可哀想なあなたへ向けた講習()を始めます。
①準備編
準備するものは大きく分けて3つだと考えていいでしょう。
その1は、「インターネットに繋がることのできる電子機器」の用意です。
そこから?と思ったあなた。
まあとりあえずですよ。
とは言ったものの、このブログを閲覧いただいているということは、それが用意できるか否かについては心配しなくてもいいと思いますがね。
・携帯電話、パソコン、タブレットetc…
思いつくだけでもこういったものが、妄ツイを投稿するにあたって使えるものでしょうか?
そこまで詳細に説明しなくとも、機械に不得手な僕よりもみなさんの方が詳しいと思いますのでここまでにしておきます。
その2は「妄ツイを投稿しても現実世界に影響を及ぼさないアカウントの作成」です。
これにつきましても、そこまで深くは解説しなくても大丈夫ですかね。
閲覧専用アカウントがある人は、そのまま流用してもいいのかもしれません。
アカウントの作り方とか、設定とか、細かいことはネットの海に懇切丁寧にわかりやすく説明されているものがあるでしょうから、僕の領分ではありません。
その3は「作品」です。
これは正直なところ、用意していなくても問題はないです。
作りたてホヤホヤのアカウントに既に読者さんがいるということはほぼないでしょうから、アカウントを作ってから投稿までの期間はどれだけ空いても問題ありません。
ただ、気持ちが冷めないうちに活動を始めることも大切だと思いますので、ここでは必要なものの1つとさせていただきました。
いかがでしたでしょうか?
まずは小さなところからジャブ程度に話してきましたが、ここまででついてこられないということはあまりないと思います。
なんなら、もう既にここまでは完了している人もいるのかもしれません。
次回お話しするのは、多くの方にとってネックになるであろう「妄ツイを書く」という作業です。
・設定はなんとなく考えてあるのだけれど、文字に起こせない
・書きあがったはいいけれど、読者時代によく読んでいた妄ツイ師の作品には遠く及ばない
・どこかで見た作品に仕上がってしまった
そんな悩み(があるかないかはわからないですが)を抱えている、そこのあなた!
そうあなたですよ!
妄ツイの形式に始まり、その書き方に至るまで面倒みさせていただきます。
それでは次回お会いしましょう。
ありがとうございました。
妄ツイを書きたいと考えているものの、躊躇しているあなたへ#1
#1[話の本題に移る前に]
まず始めに、この度はブログを閲覧いただきありがとうございます。
今回このブログを書くにあたった経緯といたしましては、実は特にございません。
ノリです。
と言いますのも、140字という制限の中で自分の想いの全てを綴ることは、なかなかどうして難しいものがございます。
そこで、最近妄ツイ師の中で流行りの色を見せるブログに手を出してみたくなった。
ただそれだけのことなのです。
では何を書くか。
徒然なるままに自分の想いを吐露しても良かったのでしょうが、今回このような形式をとるにあたって、前々から頭の片隅にあった一つのとるに足らない考えを実行してみようという気になりました。
妄ツイを書くにあたって何をどうすればいいか
様々な妄ツイ師の方々の質問箱(そこには自分も含まれるわけですが)にて、「妄ツイを書きたいと思っているのですが、何かアドバイスはありますか?」という質問を度々お見受けします。
しかし、我々としてもTwitter上の文字制限の中では中々伝えきれないものがありました。
そこで誠に僭越ながら、私外山が外山なりに考える妄ツイを始めるにあたっての準備等をお伝えできればと思っています。
もうそんなの知ってるよ、お前のアドバイスなんて欲しくない。
言いたいことはわかります。
しかし、この話は100人いて尚且つその100人全員に需要があると思って始めたのではありません。
たった1人の足がかりとして、話半分に聞いてほしいのです。
それでは#2以降は、具体的な中身に触れていきたいと思います。
※ここから先の内容は、後日加筆したものとなっていますので、ご了承ください。
僕は欅坂界隈の情報に大変疎い人間です。
従って、講座中度々乃木坂46を例に出して話しをしていますが、この妄ツイ初心者に向けたブログは欅坂界隈の妄ツイ師の方々と乃木坂界隈の妄ツイ師の書き方は、出てくるメンバーが違うだけでほとんど一緒です。
読んで損無しの内容となっているかと思いますので、騙されたと思ってご一読ください。